昨日(本日?)は,夜の11:30からカナダの英語教材会社ESLライブラリが開催してくれた英語の先生用のオンライン会議に参加してきました。
時差のため,日本では深夜時間になるので,全部の参加は無理だったのですが,とても興味深いSEL(Social Emotional Learning,byケイティーウェルチ博士)についての講義が聞けたので,紹介します。
SELという言葉,私は初めて知ったのですが,教育界では有名な言葉のようで,日本では,「社会性と情動の学習」というように訳されているようです。
(参考リソース)
http://www.p12.nysed.gov/sss/documents/GuideToSystemicWholeSchoolImplementationFINAL.pdf
SEL教育には,5つの分野があります(日本語訳は私の意訳です)
1.Self Awareness 自分がわかる
自分の気持ちや目標,良いところがわかる
2.Self Management 自律できる
自分の気持ちや行動を律することができる
3.Social Awareness 社会性がある
多様性を認め,他人に共感できる
4.Relationship Skills 人との関係を築く力がある
伝えることができ,聞くことができ,プレッシャーに負けず,他人に頼ることもできる
5.Responsible Decision-Making 決断力がある
道徳面や安全面,結果予測などにもとづいた決断力がある
これらを育てるためにどのような教育をすればいいのか。
博士によると,
Low Motivation やる気が少ない
Poor Self-esteem 自己肯定力が低い
High Anxiety 不安感が高い
を下げることができるような授業ができるように工夫をしていくと良いそうです。
実際に授業に取り入れることができる「工夫」も教えてもらいました。
このほか,会議では,教育界の最近のトレンドとして,次のような言葉も紹介されていました。
Flip learning 反転授業
Project-based learning 問題解決型学習
Design thinking デザイン思考
Design thinkingの例としてあげられていたのが,Ramen noodles program(ラーメンを作ろうプログラム)。
(1)Understanding (2)Defining (3)Creating (4)Prototype (5)Testingの順に物理的にものを作りながら学習していくそうです。
とにかく,勉強になりました!
ESL libraryのみなさま,ありがとうございました。