再生の鍵は人が住むこと Detroit市の倒産

mamiecs
先月から本当に色々ありましたが、今週からやっとノーマルモードに戻りました。やらなくちゃいけないことがたくさんあるのですが、あせらずひとつひとつ確実にこなしていきたいと思います。
さて、デトロイト市。
私は英語を教えながら、法律事務所にも勤めており、主に倒産事件を担当させてもらっています。過去最大規模の都市の倒産ということで気になっていたデトロイト市の倒産について調べてみました。

参考にしたのは、次の文書
CITYOF DETROIT PROPOSAL FOR CREDITORS(デトロイト市 債権者への提案文書)
http://www.detroitmi.gov/Portals/0/docs/EM/Reports/City%20of%20Detroit%20Executive%20Summary%2061413.pdf

-Emergency Manager

管財人相当の方をEmergency Managerと呼ぶんですね。
Emergency Managerを勤めるのは、Kevyn Duane Orrという方でクライスラーの倒産なども手掛けた方のようです。

-なぜChapter9の倒産申請をする事態になったのか。

以前から人口が減り、失業率も高く、税収が減り続けていたようですが、6月14日期限の年金がいよいよ支払えなくなり、申請をする事態になったようです。

-再生への道

先に紹介した、CITY OF DETROIT PROPOSAL FOR CREDITORSによると
Key Objectives for a Financial Restructuring and Rehabilitation of Detroit
「デトロイト再生のための鍵」として最初にあげられていたのが、
Provide incentives (and eliminate disincentives) for businesses and residents to locate
and/or remain in the City.
産業や人々が、この市にとどまってくれる、または来たいと思ってもらえるようにすること。
債権者への提案文書を見ると、色々な細かな案が書かれていますが、確かにこれがいちばんのキーだと思います。
魅力ある地域づくり。
デトロイト市に限らず、すべての地域にとっての課題ですね。

Vowel Boxとthピエロ

再来週は夏休み特別読書会!
来てくれている生徒さんを対象に、一時間半で一冊の本をじっくり読んでいきます。
今年選んだ本は、Jolly Readersというジョリーラーニング社の本です。
Jolly Phonics extraという音声ペンつきのものが出たので、読書会でも使いやすくなったんですよねー。

Jolly Phonics Extra: (British English in Print Letters)

もちろん、デコーダブルブックス(フォニックスの知識で読める本)です。

今回の読書会では、香港で習ってきたアクティビティや小道具(笑)をさっそく取り入れる予定です。

vowels_th

右側の写真はVowel Box。
箱は折り紙で作ってみました。
これで、短母音と長母音を練習できます。
(詳しく知りたい方は、Jolly Learning社のThe Grammar Handbookをみましょう。)

The Grammar Handbook 1: a Handbook for Teaching Grammar and Spelling (Jolly Grammar)

左側は、th音を練習するためのピエロくん。
なんだか作りながら「べろ出しチョンマ」を思い出し、ちょっと悲しくなってしまいました・・・。

夏休みということもあり、読書会ではたっぷり時間がとれるので、いろんなアクティビティを取り入れて楽しくやっていきたいと思います。

アメリカでバイリンガル教育 ユタ州のとりくみ

mamiecs

ただいまホームページの方、工事中です。
ぼちぼち、整えていく予定です。

ちょっと前のTIMEの記事ですが、アメリカユタ州で、トータルイマージョン(どっぷりつかる)第二言語教育をしているということを読んで興味をもったので、調べてみました。

http://www.schools.utah.gov/curr/dualimmersion/

http://utahimmersion.org/

学べる外国語は4種類、中国語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語です。
2009年にはじまったプログラムのようで、この秋には二割の小学校がこのプログラムを採用し、バイリンガル教育を受ける生徒数は2万人にのぼることになるそうです。
トータルイマージョンというのは、どれくらいイマージョンなのかなと思ったら、50対50の割合のようです。
半分英語、半分第二言語です。すごいですねー。

どうしてこういう教育が始まったかというと、次のような5つの理由だからだそうです。

1. Second Language Skills: Students achieve high proficiency in the immersion language.
第二言語のスキルがつく。

2. Performance on Standardized Tests: Immersion students perform as well as or better than non-immersion students on standardized tests in English.
英語(母国語)で普通のテストにおいても、言語スキルのある生徒はいい結果を出している。

3. Cognitive Skills: Immersion students typically develop greater cognitive flexibility, demonstrating increased attention control, better memory, and superior problem-solving skills as well as an enhanced understanding of their primary language.
認識のスキルがつく。柔軟さに富み、記憶力に富み、問題解決能力なども高い。

4. Cultural Competency: Immersion students are more aware of and generally show more positive attitudes towards other cultures & an appreciation of other people.
文化的な競争力がある。他の文化や他人に対して、ポジティブである。

5. Long Term Benefits: Immersion students are better prepared for the global community and job markets where 21st century skills are an asset.
長期間にわたる利点がある。国際社会や就職に準備できる。

TIMEの記事によると、このプログラムのいちばんの目的は、3番のようです。多言語を操ることができる人々は、他の能力も高い、ということのようです。

ユタ州、さすがです。

日本人の日本在住の英語講師としてできること

mamiecs
今回の香港会議では、夜にパーティーなどもあり、主に他のアジアの国の英語教師の方と交流することができました。
外国語として英語を教えることについて、色々考えさせられました。

-レッスン中に日本語を使うことについて

当教室の場合、最初はフォニックスを学んでもらってそれから文法の授業に進んでいます。
文法の授業はできるだけ英語を使うようにしているのですが、フォニックスの授業は、日本語で進めています。
シンガポールでランゲージセンターを持っている方が、英語の授業は英語だけで進めているかどうか聞いてこられたので、”ビギナー向けの英語教室なので、日本語をいっぱい使っている、生徒に理解してほしいから、”と答えると、それがいいよ、と言ってもらえました。
シンガポールのような英語先進国の方に、そう言ってもらって、とっても嬉しかったです。

-日本について話す

私の場合、ずーっと日本に居て、日本で英語を使っていて、日本のシステムについて英語で説明することが多かったので、授業の中でも、”日本を英語で説明する”というようなアクティビティを取り入れるようにしています。
ハロウィンも、クリスマスも関係なし(笑)。むしろお正月や端午の節句が重要という感じです。
今回国際会議に参加してみて、やはり、”日本を話せる”ことが大事だと再確認しました。

実践ビジネス英会話の杉田敏先生が、講師からのメッセージとして、

「この番組のリスナーは何を『学習の最終目標』とすべきですか」と聞かれることがあります。
私の答えは「英語で雑談ができるようになること」です。

とおっしゃっています。
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/english/business2/message.cgi

国際的な場では、どっから見ても日本人な私(笑)は、日本について雑談することがいちばん盛り上がります。
日本について話すアクティビティをすることが、日本人の英語講師だからこそできる、そして将来にも役に立つ授業内容ではないでしょうか。

Syllables 音節 Chin bumpsとHaiku

mamiecs

今回の香港トレーニングでおもしろいなぁと思ったのがSyllable(音節)の教え方。
あごの下に手を水平に置いて、単語を実際に発音して、音節を数えるそうです。
あごがどれだけぶつかるか(Chin Bumps)で音節を数える、という方法です。
当教室では、比較級を作るときについでに音節について紹介しているのですが、どうも教えにくいんですよね。楽しい方法ですよね。

・・・と納得していたら、帰りの飛行機の中で読んでいた本の中に、音節を考慮した俳句遊びをするシーンが登場!
A Brew to a Kill (A Coffeehouse Mystery)

この小説では、俳句のことを次のように簡潔に説明していました。
For today, they’ve written in the haiku form, which is three lines with each line carrying a set number of syllables: five, seven and five.
-俳句スタイルで書かれています。俳句というのは、3行でなりたっていて、各行、いくつ音節を含むかが定められています。5,7,5です。

うまいなぁ。

詩の例をみると、

Gooey(1oo,2ee), toasty(3oa,4ee) melt(5e)
Feeding(1ee2i) me(3ee) with(4i) all(5al) her(6er) heart(7ar)
Mommy(1o2ee) makes(3ai) grilled(4i) cheese(5ee)

ううーん、高度だ・・・。

Jolly Phonics香港トレーニング&会議から戻ってきました!

Jolly Learning Products
香港で開かれた、ジョリーフォニックスのトレーニング、そしてトレーナー&ディストリビューター会議から戻ってきました。

7/26    ジョリーフォニックス、ジョリーグラマーのトレーニング
1.クリス・ジョリー氏による概要説明
2.開発者スー・ロイド氏によるジョリーフォニックスについての理論説明
3.Beverly Sace氏(香港在住トレーナー)によるジョリーフォニックスの実際の教え方の説明
4.開発者サラ・Wernham氏によるジョリーグラマーの説明

7/27,28  トレーナー・ディストリビューター会議
(もっと細かな項目に分かれていたのですが、まとめております)
1.クリス・ジョリー氏による概況説明
2.開発者、そしてトレーナー経験の豊富な方から、効果的なトレーニングの提供方法についての説明
3.開発者、そしてトレーナー経験の豊富な方からジョリーグラマーの説明 
4.製品の説明

イギリスをはじめ、オーストラリアや香港などの教育事情を知ることもできましたし、参考になるアクティビティもたくさん教えていただきました。
ジョリー・フォニックス、本当に日本でももっと広まってほしいです。
ほかのトレーナーの方には”soon!(すぐに広まるよ!)”と言われましたが。

トレーニングや会議についての詳細な報告は、メーリングリストの方に投稿させていただきます。

音読の方法 Guided Repeated Oral Reading

現在、National Reading Panel が2000年に出した報告書を読みなおし中です。
この報告書は、こどもたちが、本を読めるようになるには、どういう教え方がいいのかを調査したもの。

http://www.nichd.nih.gov/publications/pubs/nrp/Pages/findings.aspx

フォニックスについては、シンセティックフォニックスの方法がよい、と紹介されています。

Systematic synthetic phonics instruction (see sidebar for definition) had a positive and significant effect on disabled readers’ reading skills.

当教室の場合、Jolly Phonicsを採用しているので、フォニックスの教え方については迷いが無いのですが、フォニックス後、実際に本を読んでいくにあたって、どのような方法がいいのか・・・については、本毎に奮闘して(笑)、読んで行っています。

これについては、
委員会は、Guided Repeated Oral Reading Proceduresが良い、と結論づけています。

では、具体的に
Guided Repeated Oral Readingというのはどういう方法なのか。

Guided Oral Readingについては、
Reading out loud while getting guidance and feedback from skilled readers
ガイダンスやフィードバックを受けながら、声を出して読む。

Repeated Oral Readingというのについては、
students read and reread a text a certain number of times or until a certain level of fluency is reached. Four rereadings are sufficient for most students; and oral reading practice is increased through the use of audiotapes, tutors, peer guidance, or other means.
生徒たちは、流暢に読めるようになるまで、何回か本を読み返す。
多くの生徒たちにとって、4回読み返せば十分だ。

具体的に「4回」と提案されているところが、参考になりますね。

当教室では、毎回文ごとのリピート読みと、シャドウウィングを取り入れているのですが、リピート読みについて、もう少し回数を増やした方がいいようですね。

参考URL

http://www.nichd.nih.gov/publications/pubs/prf_k-3/Pages/PRF-teachers-k-3-fluency.aspx

時制の一致 Sequence of tenses

mamiecs
文法クラスも大詰め、Reported Speech/間接話法に入りました。
間接話法というと、まず思い浮かべるのが「時制の一致」なのではないでしょうか。

時制の一致って、七文字で言い易いルールだと思うのですが、英語でもこのように簡潔な言い回しが無いのかなと調べてみました。

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv309.shtml
こちらは、BBCのLearning Englishのページ。
The one-tense-further-back rule
と説明されていますね。
「ひと時制、進んでいるものは戻れ」という感じでしょうか。

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv178.shtml
同じくBBCのページ。こちらには、one tense backと紹介されています。

Wikiには
Sequence of tenses
という言い方で紹介されています。
これが日本語に訳されて「時制の一致」になったんでしょうね。

Wikiによると他にも
agreement of tenses
succession of tenses
tense harmony
という言い方があるようです。

なぜ時制の一致が必要なのか・・・前述のBBCの解説が参考になります。
This happens because the time and place where we are reporting the action are different from where the original words were spoken.
レポートしているもの(間接話法を使って伝えているもの)と、オリジナルの話とは、時間も場所も違うからだ、と説明されています。
「その時にはこう言っていたが、今は違うかもしれない」という思いが根底にあり、それは、現在形で言ってはいけない領域なんでしょうね。
だから、「今も同じ」ものについては、時制を変更しなくていいのでしょう。
なんだか時制に関してのこだわりを感じてしまいました。

こどもちゃれんじ・・・改名希望(笑)。

mamiecs

日本人の英語シリーズで、日本人が”challenge”を誤用しているという指摘があり、私も思い当たることが多く、恥ずかしい思いをしながら読んでいたのですが、6月号の毎日フォーラム

http://mainichi.jp/feature/news/20130604org00m010047000c.html

でも通訳者の方が同じようなことを書いておられました。

チャレンジという言葉をどうしてもポジティブな意味に使ってしまうのですが、なんだかこれはスリコミのような気がします。
幼児向け教材で圧倒的な強さのベネッセの教材のなまえは「こどもちゃれんじ」。
まさかポジティブな意味で「ない」とは、思わないですよね・・・。

ここら辺の和製英語と英語との違いについては、両国のことばだけでなく文化にも通じている人に教えてもらうしかないのかなぁ、とも思います。
学習あるのみ!