シンセティックフォニックスの壁 Mami ECでの乗り越え方

1 シンセティックフォニックスの壁

シンセティックフォニックス方式で英語を教えていると次の壁にぶつかります。

(1)意味の壁
ネイティブの方は、シンセティックフォニックスで文字を読んでいくと、音と自分の単語の知識がリンクされ、本を読めるようになるのでしょうが、日本人の私たちにとっては、そもそも単語の知識がありません。
したがって、シンセティックフォニックスで文字を読みながら、その単語の意味についても覚えることが必要になります。

(2)トリッキーワーズの壁
シンセティックフォニックス方式ですべての単語が読めればいいのですが、もちろんそんなたやすいものではありません。たくさんの、しかもよく使う単語は、シンセティックフォニックス方式で読めない単語—トリッキーワーズになっています。
そこで、トリッキーワーズについては、サイトワーズと同じように、とにかく覚えるしかないことになります。

(3)文法の壁
文字を読んでいく、ことに重きを置いてスタートしていきますので、どうしてそうなるのかのルール(文法)から入るのではなく、実際にある文をそのまま受け入れて読んでいく形になってしまいます。

2 壁の乗り越え方

(1)(2)は、結局語彙の問題、(3)は、文法の問題ということになります。
私は、フォニックスクラスでは、(3)については、最小限の指摘にとどめる方針です。たとえば、日本語と語順が違うね、とか、過去形だと、単語が変ってるね、とか、その程度の紹介にしています。そして、Beginnerクラス(B1-B3)でじっくり取り組もうと思っています。
(1)(2)については、読んで、書いて、とにかく覚えるしかありません。ワークシートで勉強するのはもちろんのこと、Oxford Reading Treeなどの初心者向きの絵の多いリーダーを読んで、いろんな感覚に訴えながら、地道にがんばるしかないと思っています。

Mami ECでのフォニックスの教え方について

シンセティックフォニックスについて
http://www.mamiec.com/blog/archives/1055
で、紹介しました。

Mami ECでは、シンセティックフォニックスプログラムであるJolly Phonicsの方式で、フォニックスを勉強していきます。
各種英語教材本を読んでいると、授業の一部分としてフォニックスの授業があり、似たようなつづりの単語が紹介され、この文字は、こんな風に読みますよ、という方法でフォニックスを学ぶ方法が多いようです。
前に紹介した、ワードファミリーに近い方法ですね。

Mami ECの特徴は、
フォニックスオンリーで授業を行うこと(UBクラス,FBクラス)
シンセティックフォニックス方式であること
です。

まずは、
1 レターサウンド(文字をどう読むか)を覚えていきます。
そして、
2 レターサウンドの知識を使って、どう単語を読むか(音読するか)
3 レターサウンドの知識を使って、どう文を読むか(音読するか)
4 レターサウンドの知識を使って、どう文を聞き取るか
を学習していきます。

ここで一番大事なのは、レターサウンドの知識です。
そこで、レターサウンドを覚えてもらうための授業は日本語で行います。
英語に浸りたい方にとっては、少し不満かもしれませんが、後にどんどん英語に浸ることになるので、がまんしてくださいね。

Harry Potter AND The Order of the Phonix ハリー・ポッター 5巻 (2)

ネタばれたっぷり。感想の続きです。

2 大成長GinnyとNeville

(1) Ginny
5巻で大成長したなぁと感慨深いのがRonの妹、Ginny。
(a) ハリーをなぐさめる!
Ronたちの父親、アーサーが蛇に襲われた時、ハリーはその様子を傍観者として見ていたようにRon達に話していました。けれども、実はハリー自身が蛇と一体化し、アーサーに襲いかかっていたということがRon達にばれてしまいます。
みんなを避けるようになるハリー。ここで、ハリーのなぐさめ役になるのがGinny。Ginnyは、ヴァルデモーがホグワーツの学生だったとき残したトム・リドル(ヴァルデモーの本名)の日記により、あやつられた経験があるのです。
“That was a bit stupid of you, seeing as you don’t know anyone but me who’s been possessed by You-Know-Who, and I can tell you how it feels.”
「あなたちょっと変よ。You-Know-Whoに本当に操られたのは、わ・た・し。だからあなたがどんな風に思っているか、私は、わかるわ。」
ハリーが好きで、ドキドキしていた女の子が’stupid of you’とまで言うなんて!
成長しましたね。
(b) ハリーの代役!
アンブリッジ先生により、ハリー、フレッド、ジョージはQuidditchをプレイすることを禁じられてしまいます。ハリーの代わりにSeekerを務めるのがGinny! しかもちゃんとスニッチをつかまえるんですよ。Ginny、やります。

(2) Neville 重い宿命を背負う者、ハリーとネビール。
この巻では、ネビールはもう、うだつのあがらない劣等生ではありません(いや、ちょっと劣等生かな)。
魔法省、そしてその宣伝紙となってしまったDaily Prophetにより、一般の人は、ヴァルデモーの復活を信じず、ハリーを変人扱いします。ホグワーツの同級生からも疎まれるハリー。でもネビールははっきり、
“We believe Harry.”と言い切ります。

実は、ハリーとネビールって共通点が多いんですね。
ハリーの両親はヴァルデモーに殺されました。ネビールの両親もほぼ同時期、デスイーターのBellatrixに痛みつけられ、今もセントマンゴ病院から退院できていません。
そして二人とも7月末日生まれなんですね。
ダンブルドアは否定したけれども、もしかしたらヴァルデモーの宿敵と定められた者は、ネビールかもしれませんね・・・。

3 名場面

(1) FredとGeorgeの退学
ハリーがDefense Against the Dark Artsを教える秘密クラブ、ダンブルドアズアーミー(D.A.)結社の責任をとり、ダンブルドアが退き、代わりにホグワーツはアンブリッジが支配下におかれます。FredとGeorgeは、散々いたずらをしてアンブリッジとフィルチを困らせたのち、
“Time to test our talents in the real world.”
と、ほうきに乗って、ホグワーツを去っていきます。
学校は実社会に出るための準備をするところ。でも、もうなりたいものは決まっていて、その準備もできている・・・。「途中退学なんて気にしない。実社会で頑張ってやる!」という二人がとっても潔く、かっこよかったです。

(2) ヴァルデモーとダンブルドアの対決
キター!な場面ですよね。
魔法省に現れたヴァルデモー。ハリーに向かって死の呪文(Killing Curse)、AVADA KEDAVRAと叫びます。ところが、噴水の中の金色の像が突然動きだし、ハリーを助けます。
助けた像の正体は、ダンブルドア。かっこいいー!
ダンブルドアはヴァルデモーのことを「トム」と呼ぶんですね。そうですよね。生徒だったんですもんねー。

長々と、とってもマニアックな感想を書いてしまいました。
次は6巻。一回読んだことあるはずなんだけれど、どんな内容だったのか、ほとんど覚えていない・・・。
読み終わったら、また報告しますね!

Harry Potter AND The Order of the Phonix ハリー・ポッター 5巻 (1)

ハリー・ポッター5巻、読み終わりました。
重く、暗く、なによりも長い!巻でしたが、読みすすめながら、色々なことを考えさせられた巻でした。

またネタばれたっぷりで感想を書きますね。

1 強烈なキャラクター達
(1) Umbridge先生

ひきがえるのような容貌だけれど、ひらひらピンクが大好きな魔法省から送られてきた先生。
最初はDefence Against the Darkの先生でしたが、そのうち、ホグワーツでの全権を握るようになります。

毎日大阪市役所の前を通って通勤しているので、政治と学校について色々考えさせられました。
アンブリッジ先生は、権力好きで、ほかの人を見下すのが好き。けれども、結局、ハーマイオニーに森に連れて行かれ、その性格が災いし、誇り高きcentaurの襲撃にあうことになります。

(2)Luna Lovegood

Ronの妹、Ginnyとおない年のルナ。Loonyなんてよばれている、変りものです。
でも、いい味をだしているんですよね。
ハリーの心を救ってくれる人物です。

a)thestral

羽がついている馬のような魔法世界の動物。人の死を見た人だけが、見ることができます。ハリーは、セドリックの死を見たので、ホグワーツに向かう馬車が、馬無しで動いていたのではなく、thestralにひかれていたのだということを知ります。ハリーが、自分だけが馬を見えると混乱しているときに、「私も見えるよ。You’re just as sane as I am.」と言ってのけます。

b)The Quibbler

Lunaのお父さんが発行している雑誌。落ちぶれた記者Rita Skeeterが、ヴァルデモーの復活の様子について、ハリーに独占インタビューを行い、その記事がThe Quibblerに載ります。
アンブリッジ先生は、The Quibblerを読むことを禁じますが、そのことによりかえって、すべての生徒が読み、真実を知ることになります。

c)魔法省のとある部屋、円形競技場(?)のアーチの門、アーチにかかったベールの向こう・・・。

ハリーは、ヴァルデモーに嘘の夢を見せられ、Siriusが捕まったと勘違いし、救出のために魔法省のThe Department of Mysteriesに、Ron, Herminone, Ginny, Neville, Lunaと入りこみます。そこには、ハリーとダークロードの名前が書いてある、ガラスのボールが。ヴァルデモーは、ハリーとヴァルデモーとの未来を予知した内容が入っている、このガラスボールが欲しくて、ハリーを利用したのです。ハリーが手に入れたガラスボールをとりかえそうと、ハリー達と、デスイーター、そして途中から助けに入った、The Order of the Phonix(ダンブルドアの秘密組織)の全面闘いになります。
そして、闘いの中でSiriusが、SiriusのいとこでもあるデスイーターのBellatrixに攻撃され、ベールのかかったアーチの門の向こう側に倒れていきます・・・。

Siriusが亡くなったことを受け入れられないハリー。自分を責めたり、腹を立てて叫んだり、自分の気持ちをコントロールできない不安定な状態が続きます。
実は、ガラスボールの置いてある部屋にたどり着く前に、ハリーたちは、Siriusが亡くなった、円形競技場のような部屋に迷い込んだことがありました。Thestralの時のように、ハリーとルナだけが、ベールの向こうから聞こえてくる、つぶやきのような、ざわざわした音を聞くことができたのです。

母を亡くしているルナはハリーに言います。
“It’s not as though I’ll never see Mum again, is it?”
“In that room with the archway. They were just lurking out of sight, that’s all. You heard them.”
「お母さんに会えなくなったわけじゃないでしょ。
ほら、あのアーチの門があった部屋、私たちからは見えなくなっただけ。おしゃべり、聞こえたでしょ?」

ベールの向こうは、死者の世界。だけど、私たちからは見えないだけで、死者の世界で、きっと元気にしている、というルナのメッセージが伝わってきますよね。5巻の中でいちばん感動した場面です。

そう、きっとシリウスもハリーのお父さんに再会して、元気にしていますよね。

 

Mami EC 教室内の様子

小さな英語教室ですが、私自身、ベルリッツ、NOVA、AEON、YWCA等々いろんな語学学校に通った経験があるので、英語教室らしい教室にしているつもりです。
ちょっと部屋の様子を紹介しますね。

教室に入った時に最初に尋ねられるのがこれ。青い存在感のあるビニールシート。
これは、ポケットチャートというものです。

例文などをホワイトボードに長々とかくと、生徒に背を向けている時間が多くなりますよね。
例文などは、あらかじめカードを作って準備しておいて、このポケットチャートにさしこんでいくと、テンポよく授業を進めることができます。また、リスニングプラクティスで、単語を書いたカードを並び替えてもらったりするの時にも、使っています。

椅子は、机つきの椅子です。各種アクティビティで、前に出てきてもらうことも多いので、この椅子にしました。

 

 

 

洋書コーナーです。現在は、Oxford Reading TreeのBiff, Chip and Kipper Storiesを並べてあります。同シリーズのSongbirds, ProjectX, Traditional Talesなども、並べていく予定です。

 

 

 

レターサウンドのポスターと、世界地図です。
レターサウンドのポスターはもちろん、Jolly Phonicsのもの。
世界地図もアメリカから購入したので、日本が端っこにあります。こどもたちにとっては、日本が端っこにある地図は、珍しいようです。
あと、時計は退職記念にいただいた、かわいいからくり時計です。

 

本格オープンは4月からなのですが、プレで昨年8月から授業を行っている関係で、設備はほとんど揃っています。あとは、広告をどうするかだなぁ・・・。

 

親子英語(又は自己学習)で Oxford Reading Tree Read at Homeを使ってPhonicsを学習する。

先日ORTの本を使ってどう学習するか、提案してみましたが、ORTのRead at Home(Synthetic Phonics対応 48冊版)を使って、親子で、または、自分自身で、どうPhonicsを学習していけばよいか、についても提案してみたいと思います。

(1)Kipper’s Alphabet I Spy—最初に読む本

アルファベットをa,b,cから順に学ぶのと同時に、その文字が単語の一部分となった時にどう発音するかを見ていきます。 たとえば、apple, antでの”a”の発音に特に着目して読んでいきます。電子辞書があれば、appleやantについて鳴らしてみて、”a”の音だけ長ーく発音して練習していきます。 この方法でa-zまで「文字の名前」そして「単語の一部分となった時どう発音するか」を見ていきます。 この段階で文字を書く練習もします。本の中に登場する文字には、ちゃんと書き順もかかれているので、文字をなぞりながら練習していけばよいと思います。

(2)Chip’s Letter Sounds—二冊目

a)「この文字をどう発音するか」をs,a,tから順番に見ていきます。(1)ではアルファベット順になっていましたが、こちらはイギリス教育省のLetters and Sounds順になっていますので、もう一度この順番通りに文字と音の関係を見ていきます(レターサウンドを覚えていきます)。Chip’s Letter Soundsの本では、大文字も勉強できるようになっていますので、今度は大文字を勉強しながら、文字と音の関係を見ていきます。 ここでも、登場する単語を電子辞書に発音させて、ターゲットの音”s”に着目して発音の練習をすればよいと思います。 なお、レターサウンドについては、Jolly Phonicsのサイトでアメリカ英語版もフリーで聞くことができます。

http://jollylearning.co.uk/gallery/audio-2/

b)ブレンディング

p10からは下に単語が出てきます。ひとつひとつのレターサウンドに着目してから、くっつけて発音(ブレンディング)して、単語を発音するように癖をつければよいと思います。 できれば、別に紙を用意し、出てきた単語を書くようにして、書きながら発音していけば、より身に着くと思います。

(3)Biff’s Wonder Words

さぁ、三冊目です。ここでは出てくる単語を(2)b)の方法で読んでいきながら、右側の絵からその単語がどれにあたるかみつけ、日本語訳していけばいいと思います。音読練習の第一歩となります。 ここでも、できれば、別に紙を用意し、出てきた単語を書くようにすればよいと思います。

(4)Floppy’s Fun Phonics

四冊目、ここは、少し下準備が必要です。いきなり文を読むようになっていますので、まずは、文に出てくる単語の単語カードを作って、読んで意味を確認していく必要があります。 文も意味もわかるようになってから、音読していきます。

(5)Read at Homeを使ってLetter Soundsを学習する点での注意点

このパックでは、残念ながら、いちばんやさしい段階のレターサウンドしか、紹介されていません(s-ssまで)。さらに上の段階のレターサウンドを勉強されたい場合は、自分で教材をそろえて勉強する必要があります。もっちろん、お勧めはJolly Phonicsです(笑)。

送別会で、Phonicsや英語学習方法について聞かれることが多くなったので、投稿してみました。
でも、英語学習の基本は、とにもかくにも「継続」ですよね。コツコツ、です。

字体について pre-cursive,cursive(sassoon),cursiveのみっつを順に学んでいきます。

以前にも投稿しましたが、Mami ECで学ぶ字体について、もう一度アナウンスしておきます。

フォニックスを学ぶ際に、「文字の書き方」もいっしょに勉強します。
このとき、最初に学ぶのは、1のpre-cursive(半筆記体)の文字です。
いわゆるブロック体(print letters)に比べて”ハネ”が多いのが特徴です。

フォニックスの第1フレーズが終わった段階で、筆記体も学び始めます。このとき使用するのは、2の筆記体です。1で学んだ半筆記体と連続性のある筆記体になっています。
この1,2はいずれもSasoon Fontsという、こども用に開発されたフォントを使っています。

フォニックスですべてのレターサウンドを学ぶ終えた段階で、3のcursiveを学びます。
Jolly Phonicsではすべてのレターサウンドを学んでから、大文字やabcの語順を学びますので、この際に、3のcursiveも学んでいきます。

デコーダブルブックスによく出てくる単語。CVCwords。

Oxford Reading Tree、Traditional TalesにProjectXも揃えました。
ピンクバンド、レッドバンドの初心者用のリーダーがぐっと増え、授業に使える本の選択肢も増えました。

Phonics用リーダーばっかり読んでいるので、CVCwords(子音-母音-子音で構成されている単語)に詳しくなってしまいます。
リーダーを読みながら、つっこめるようになりました(笑)。

(1) run
Phonics用リーダーの主人公はよく走ります。ranもよく出てきます。
(2) nap
同じく、よく寝ます。でもsleepよりnapが多いです。
(3) rat
mouseではなく、ratがよく出てきます。
(4) mad
angryな怒り方はしません。mad atな怒り方をします。 
(5) mud
よく汚れます。mudで汚れます。
(6) sad
よく悲しくなります。悲しくない時は、not sadです。

ほかにもdig,hit,hotなどがよく出てきます。

シンセティックフォニックスって何?

友人にJolly Phonicsについて熱く語ると、次のような質問を尋ねられます。
Phonicsってなに?
Synthetic Phonicsってなに?
ホームページの方にも記載している(つもり)なのですが、このブログに来ていただいている方にも、同じような疑問をもっている方がいらっしゃると思いますので、わたしなりに理解しているところを、もう一度説明しておきますね。

1 大前提・・・「英語の本を読むのは、ネイティブにとっても難しい。」

ということなんです。
日本語だと、「あ」は、「あ」と発音します。
「い」は、「い」と発音します。
けれども英語の場合、
city の”c”は”s”の発音だけれど、cutの”c”は”k”の発音になります。

文字と音が一致しないのです。
日本語の「は」が、「は」のほか、「わ」と発音する時があるのと同じです。

そこで、「子どもに、早く本が読めるようになるにはどのように教えればいいか。」ということが議論されてきたのです。

2 こどもが早く本を読めるための方法
(1)Sight Words方式
重要単語は覚える。単語全体を目で見て、ぱっとその単語がなにかわかるようにする!
この方法の代表選手がSight words方式ですよね。Sight wordsとよばれている重要単語を覚えていき、その単語が登場してくる本を読み(Sight Words Reader)、単語を丸ごと覚えていく方式です。

(2)Phonics方式
文字と音の関係を勉強する方式です。
setの”s”は、”s”と発音する、”e”は”e”と発音する、”t”は”t”と発音する。というようにどの文字をどう発音すればいいか勉強していく方式です。

(2)-(a) Word Family方式
Phonicsでも、森をみてから木を知るか、木を見て森を知るかのふたつの方式があります。
lake, cake, take
これらにはすべて”ake”という文字がつかわれていて同じ発音をしますねと教える、森(単語)をみて木(各文字の発音の仕方)を知る方式です。

(2)-(b) Synthetic Phonics方式
こちらは木を見て森を知る方式。
“p”は”p”と発音する。”a”は”a”と発音する。”n”は”n”と発音する。
ですので、panはくっつけて発音して、”pan”と発音しますよ、と教える方式です。

イギリス、アメリカでは、PhonicsのなかではこのSynthetic Phonics方式がよい、ということになり、イギリスでは小学校で、アメリカでは幼稚園で、こどもたちは”木”にあたるletter soundsを覚えていっています。

3 Synthetic Phonicsの問題・・・どのように木を捉えるか
Synthetic Phonicsの問題は、最初にあげたとおり、英語では文字と発音が一致しない・・・という壁をどう乗り越えるかです。

これは、原則、例外法則、まったくの例外という方法で乗り切っています。
たとえば、
原則”c”は”k”と発音する。
例外法則 ソフターc “c”は”s”と発音する時もある。

原則 ”a”は”a”と発音する。
例外法則 マジックe(サイレントe)がつくと、長母音になり、snake は snaik と発音する。
という方法です。

まったくの例外は、Tricky Wordsと呼ばれています。
有名どころでは、the, I, comeなどです。

わぁ、長くなりましたねー。
ここまで、読んでいただいた方、どうもありがとうございました。

Harry Potter 5巻と仮定法—仮定法って小説を楽しむために必要ですね。

ハリーポッター、5巻。どどんと900ページくらいあるので、まだ半分過ぎたところぐらいです。
この巻、ハリーもロンも精神的に煮詰まっていて、仮定法がいっぱい使われているんですよね。

本題に入る前に、復習—仮定法のみっつののパターン
-1st conditional
If it rains, I will not go there.
雨降ったら、僕は行かないよ。

-2nd conditional
If you won, what would you do?
勝ったらどうする?

-3rd conditional
If I had known it, I would not have done it.
知ってたら、やらなかったのにぃ。

このうちハリーポッター5巻では、大事なシーンで2nd と3rdが出まくりです。

1)夏休み公園でディメンターに襲われ、パトローナス!と魔法を使ってしまったハリー。
魔法省でヒアリングが行われることになります。

What if he was expelled and his wand was snapped in half?
ホグワーツから追放になって、杖も壊されたら?

2nd conditionalですね。if節のみが使われています。

2)親友ロンが監督生に選ばれたことを知って

If he had remembered… if he had thought about it… what would he have expected?
(5年生から監督生が選ばれることを)覚えていたら、考えていたら、どんな風に思っていただろう?

ロンに対して嫉妬しているハリー。きれいな3rd conditionalですね。

3)Choとキス(!)した後、Choは泣いてばっかりだったと、ロンとハーマイオニーに報告するハリー。
ハーマイオニーはChoの気持を説明してあげ、Choをデートに誘わず、気がきいていないことを指摘され、今度はデートに誘おうと決意するハリー

If there was a next time, she’d be a bit happier.
次・・・は、もうちょっとハッピーになってくれるかな。

これもきれいな2nd conditionalです。

仮定法って心の迷いとかそういうのを表すのに、有効ですよね。
5巻はまだ途中なのですが、きれいな形の仮定法をみつけるたびに(特に3rd conditional!)ひそかに喜んでおります。