パソコンをアップグレード—教材づくりが楽になりました。

vowelhand

新しいデスクトップパソコンを購入しました。
今さらWindows Vistaです。

英語のレッスンで使う各種ワークシート、道具をPhotoImpactという画像処理ソフトを使って作っているのですが、このソフト、Windows7に対応していないのです。
過去、PhotoImpactにいれこんでいたときがありまして(Jolly Phonicsのように!)、そのホームページまで作っていたのですが、なにせマイナーなソフトだったので、開発を続けるのが難しくなったんでしょうね。いいソフトなのに。

ということで、PhotoImpactを使うことのできる、WindowsVistaのVaio(中古)をソフマップで購入しました。メモリ4ギガ、ハードディスク1テラです。ディスプレイも大きくなり、めっちゃ快適です。

ここで、今までに作った中でお気に入りの教材を紹介。
いちばんめはキャタピラーズ。
Jolly Phonicsでは’c”a’などぐるりと反時計回りに運筆するものをキャタピラーCと呼んでいます。
キャタピラーCの仲間の運筆練習用ワークシートです。

にばんめはバワルハンド。
Jolly Phonicsでは母音を指に割り当てて覚えていきます。
画像は短母音のバワルハンド。
5つの短母音のレターサウンドを勉強した後は、このバワルハンドを使って子音+母音の発音を練習するようにしています。

ちょっと絵が下手なところがよいでしょ・・・。

 

Put Reading First アメリカの読む力ガイド

やっとみつけました。

 アメリカでの読む力ガイド「Put Reading First」です。 http://lincs.ed.gov/publications/pdf/PRFbrochure.pdf

イギリスのように詳しくは記載していませんが、簡潔にまとめてあります。

学校では

1.言葉を構成している音を教える
2.アルファベットを教える
3.単語を覚えるのを教える
4.毎日本を読む

家では、

1.本を読んであげる
2.単語の中にどのような音があるのがみつけるのを助けてあげる
3.アルファベットを教えてあげる

というような記載になっています。
やはり、音→アルファベットの順番になっていますね。

日本では、英語を母国語として教えるのではなく、英語を外国語として教えることになるので、多少のプロセスは違ってくると思いますが、やはり音を先に教えるというのは、大事だと思います。

・・・リーダーはまだ探し中・・・。日本では売っていないものが多いので、アメリカの出版社に直接連絡をとっています。

あぁメールって便利。

AE BE だけじゃない!

アメリカ英語のPhonicsのデコーダブルリーダーを探していたところ、ちょうど英語の勉強で使用しているEnglishTownのトピックがイギリス英語とアメリカ英語でした。

AE アメリカ英語
BE イギリス英語
って略するんですね。

ただ、今、英語がリンガフランカの役割を果たしているために、いろいろな亜流が生まれているらしい。
1 Euro-English
2 Anglikaans
3 Singlish
4 Franglais
5 Spanglish

2は、アフリカの英語、4はフランスの英語のことらしいです。

なんだかAE,BEにこだわってもしょうがないような気がしてきましたが・・・、日本はやっぱりアメリカ英語ですもんね。
いいリーダーをみつけたら、また報告します・・・。

幼保一体化—こども園について

 ←バナーはご自由にお使いください。

英語とは直接関係はありませんが、現在、幼稚園・保育所・認定こども園の垣根を取り払い(保育に欠ける要件の撤廃等)、幼児教育と保育をともに提供するこども園(仮称)に一体化するという政策が進んでいるのはご存じでしょうか。

大改革にもかかわらず、年金などに比べて関心が低いような気がして、勝手にバナーを作りました。
バナーをクリックすると、全国保育士会のホームページにリンクしています。
現場の保育士の先生の意見をぜひ読んでいただきたいと思います。

(’「子ども・子育て新システム」中間とりまとめの内容と全国保育協議会・全国保育士会の考え方’ということろに記載されています)

すべてのこどもたちのために、是非関心をもっていただければと思います。

 

アメリカの学校で使われているリーダー

Oxford Reading Treeのシリーズは、’イギリスの小学校の教科書’として知られていますよね。
じゃあ、アメリカでよく使われているリーダーはなんなんだろう・・・。

疑問に思って調べてようと思いましたが、そもそも、調べ方がもうひとつよくわからない。
そこで、ED(教育省)のホームページから、Jolly Phonicsを採用しているブルーリボン校のレポートを探し出し、その学校がどのようなリーダーを採用しているのかチェックしてみました。

HarcourtのStorytown, Trophies

MacmillanのMcGraw-Hill

Scholastic Leteracy Placeなど・・・。

何校かをのぞいてみましたが、ORTのようにすごくシェアをとっているところは、無いように見受けられました。ただ、先生たちのフォーラムをのぞいてみたら、Harcourtの評判が良さそうです。

検索してみたら、ちゃんと日本のアマゾンでも売っていますね。ちゃんと揃えるとなると、高くつきそうですが・・・。

アメリカのEARY READING FIRST 4つのポイント

先日紹介した、アメリカで行われている教育プログラム、EARY READING FIRSTの4つのポイントについて、詳しく知ってみたくて、調べてみました。

 1 Oral language

 私たちの英語学習でいうListening&Speakingですね。 アメリカの子どもたちの場合、ListeningとSpeakingはできている上で、文字を読む段階に入っていくので、読書力を増やすためには、’言葉’の能力を充実させることが大前提ということなのでしょう。

2 Phonological awareness

音と言葉の関係・・・ということのようです。 例えば、一文を単語づつに分けて認識できる、単語を音節に分けることができる、韻を認識することができる、ということのようです。 わたしの子どもも今3歳なのですが、’カルピス’を’カルビジュース’といったり、’ヒ’と’シ’がごっちゃになったりしています。この辺の能力をつけるということなんでしょうね。

3 Print awareness

これについては、文字についての知識かと思っていたら、それだけでもないようです。 まさに’Print’に対する認識のようで、本や、いろいろな印刷物について、どれが文字でどれが写真や絵なのか、文と単語の関係についての気づくことのようです。

4 Alphabetic knowledge

大文字、小文字などのabcdの形、いろいろなフォントがあること、アルファベットと実際に言葉として発音されるときの文字と音の関係を知ることのようです。今までのように、ただabcdを教えて、書いてもらってというわけではなく、レターサウンドについてもちゃんと教えないといけないということですね。

以上、主にMacmillanのページにある先生用リソースを参考にしました。

参考ホームページ http://treasures.macmillanmh.com/national

EARLY READING FIRST ~US Department for Education

アメリカでの「読む力」教育について調べていたら、アメリカは小学校に入る前に、言葉の力をつけるようにしているようですね。
EARLY READING FIRST
というもので、特に低収入家庭の子どもに、学校に入る前に言葉の力をつけさせようとしているようです。
”Good Start, Grow Smart”
という標語(?)で行われているようです。

Jolly Phonics のtraining courseにも幼稚園の先生が多いと思ったら、そういうことだったんですね・・・。

EARLY READING FIRSTでは次の4つをポイントとしているようです。
1 Oral language (vocabulary, expressive language, listening comprehension)
2 Phonological awareness (rhyming, blending, segmenting)
3 Print awareness
4 Alphabetic knowledge

Phonicsは2~4に関連することになりますね。

アメリカで薦めているのはSystematic and explicit phonics。

Systematic and explicit phonics、って呼んでいるから検索にひっかからなかったんですね。

アメリカでもシンセティックフォニックスがよいとされていました・・・。
こちらでみっけました↓
http://www2.ed.gov/admins/lead/read/rb/edlite-slide010.html
2002年のレポートです。
(以前2000年のレポートについて投稿しましたが、その後もちゃんと調査が続けられていたんですね。)

Systematic and explicit phonics instruction is more effective than non-systematic or no phonics instruction.
(システマティック・エクスプリシットフォニックスの指導の方が、ノンシステマティックなフォニックスの指導またはフォニックスの指導をしないよりも、効果的である。)

システマティック・エクスプリシットフォニックス=システマティック・シンセティックフォニックスのことでした。↓こちら。

http://www2.ed.gov/admins/lead/read/rb/edlite-slide013.html

アナリティッック・フォニックスのことは、インプリシットフォニックスと呼んでいるようです。

各国で呼び方を変えるのやめてほしいなぁ・・・。

やはり、アメリカでは、できれば幼稚園で、無理でも小学校1年生からフォニックスを学ぶようにしているようです。

 

アメリカでのフォニックスはシンセティックフォニックス?

イギリスは、すべての学校でシンセティックフォニックスを学ぶように舵取りしているようですが、アメリカでは、どうなんでしょう。

アメリカの National Reading Panelから発行されている”Teaching Children to Read”
という文書を読むと、シンセティックフォニックスより、一段大きな概念、システマティックフォニックスが有効だと記載しています。
つまり、
1システマティックフォニックス
 (1)シンセティックフォニックス・・・Jolly Phonicsはこれです。
 (2)アナリティックフォニックス
 (3)エンベッデッドフォニックス
 (4)アナロジーフォニックス
 など
2ノンシステマティックフォニックスまたはフォニックス的な指導をしない
というような分類で、
「1の方が2より良い。」
という結論です。システマティックフォニックスのなかでどれがいいかは、もうちょっと調査が必要という結論を書いていました。ただ、シンセティックフォニックスが良い成績をあげていた(こどもがより読解力がある)ように読めました。

この書簡は2000年に発行されたもののようですが、Jolly Phonicsもちゃんと調査されていました。アメリカでも広く用いられているようです。確かに、わたしが受講していたJolly Phonicsのtraining courseでも、アメリカの幼稚園の先生がたくさん受講されていたような気がします。

 

なぜSynthetic Phonics(シンセティックフォニックス)?効果的だから!

イギリスで、2010年に刊行された学校白書”The Importance of Teaching”に記載されているように、イギリスでは、すべての学校でシンセティックフォニックスを教えるようにし、また、そのためのサポートをしていくようです。
・ホワイトペーパーのホームページはこちら
https://www.education.gov.uk/publications/standard/publicationdetail/page1/CM%207980

実際にシンセティックフォニックスについて、どのように記載されているか、みていきましょう。

(We will) Ensure that there is support available to every school for the teaching of
systematic synthetic phonics, as the best method for teaching reading.
(意訳:読む力を教えるために最良の方法である、体系的なシンセティックフォニックスを学校で教えるためのサポートをします。)
the teaching of systematic synthetic phonics as the proven the best way to teach early reading, and the management of poor behaviour in the classroom.
(体系的なシンセティックフォニックスは、読む力を教えるための、また学校で遅れ気味の子どもをのための、いちばんの良い方法であることが証明されました)

として、シンセティックフォニックスを採用することが明らかにされています。

ここで疑問なのが、「なぜ今頃」改革されるの?という点です。
私も、そんなにシンセティックフォニックスが有効なら、どうしてももっと早くの段階で導入されなかったんだろう・・・と思いました。

これは、たぶんsight wordsの呪縛から逃れられなかったんだと思います。

元々英語については、「レターサウンド化できるか」どうかについて大いに議論があったようです。
そこで、重要な単語についてはlook-and-say、見てわかるようにする(sight words)という教育がずっと行われていたようです。
あとは、pot, hotなど単語の一部が似ていることをとらえて文字と音を結びつけるword familyという勉強の仕方もありました。
ただ両方とも単語の記憶力がものをいう方法のため、文字を読めない子どもたちをおいてけぼりにしてしまう・・・ことになっていたようです。今回のホワイトペーパーを見ると、「誰でも」読む力を早期につけるようにする、ことに力点がおかれている気がします。そして、そのための最良の方法がシンセティックフォニックスだった、と思われます。