ノートの活用

最近は中学生の生徒も増えましたが、主に小学生を教えているので、小学生を対象とした教育本も色々読んでおります。
今回読んでみたのは、向山洋一先生のこちらの本。

「勉強のコツ」がよくわかる本。・・・それは、知りたい。

参考になる内容もいっぱいありましたが、いちばん感じたのは、「工夫を惜しまない」ということ。
どうやったら、子どもが分かるようになるのか、
とことん突き詰めていくべきだし、それは、やりがいのあることなんだと思いました。

おもしろいなと思ったのは、「ノートの活用」。
プリントを配るよりもノートを使って教えていく方が効果的とのこと。

MamiECでは、宿題ノートと学習ノートというふたつのノートを使っています。
が、どちらかというと「プリント派」なんですよねー。
本を読んでいて、色々アイデアもわいてきたので、ノートもどんどん活用していきたいと思います。

英検 オフィシャル教材があった・・・。

早いクラスではあと3か月ほどで英検の勉強に入るので、英検の教材を物色中。
英検と言えば旺文社かなと、旺文社の教材を買ってみたり、
名前が魅力的な(「ひとつひとつわかりやすく」)の学研の本を買ってみたりしていたのですが・・・、

なんとオフィシャル教材があった!
学校用でリスニング教材という、かゆいところに手が届いている教材(笑)。
英検4・5級レベルからあり、重要表現などもカバーしてくれているので、テストしながら語彙や文法確認もしていけますね。

リンクはこちらです。
http://www.eiken.or.jp/learning/school/stepup/
お値段も手ごろです(←これがいちばんうれしい)。

「アマゾンで検索」に頼りきっててはいけないな、と思いました・・・。
オフィシャル教材どんどん充実させてほしいですね。

フォニックス一覧表 アメリカ式

どうして今まで見つけられなかったんだろう・・・。
フォニックスについて簡潔にまとめた一覧表、Common Coreのサイトにありました!

次のpdfファイルの17p – 22pまで。

http://www.corestandards.org/assets/Appendix_A.pdf

“Reading Foundational Skills”としてフォニックスについて知りたかった情報が簡潔に紹介されています。

Reading Foundational Skills 「読む」ための基本的な技能として、あげられているのが次のみっつ
1. Phoneme-Grapheme Correspondences
2. Phonological Awareness
3. Orthography

1のPhoneme-Grapheme Correspondencesというのは、ジョリーフォニックスでいうレターサウンズです。
25個の子音、18の母音について典型的なつづり(Graphemeグラフィーム)をあげてくれています。

子音で面白いなと思ったのが、/wh/というphoneme(音素)。
参考の単語としてwhereが挙げられているのですが、どうやら、ウェアーでなくホエアーと発音する場合のhwという音のようです。

18の母音については、air ear ureやシュワ音(弱母音)は含まれていません。
アメリカ英語なので、orとawは別扱い。

2のPhonological Awarenessというのは音の認識一般をいうようです。

次のようなアクティビティが紹介されています。
1. The dog barks.といい、いくつ単語があるのか聞く。
2. Clock Dockと言って、同じ音で終わっていればYesという(ライム)。
3. Nice neat Nathanというような同じ音で始まる単語を言う(Alliteration)。
4. 音節を数える。
5. schoolを sch oolに分けていい、それを一個の単語にくっつける(OnsetとRimeの学習)。
6. milk mouth monsterと言い、mの発音をするときに口のどこの部分を使っているか聞く。
7. shipと言い、最初の音は何か聞く。
8. combと言い、最後の音は何かを聞く。
9. s ayと分けていい、くっつける。
10. noと言い、/n/ /oa/と分けてもらう。

なるほど、なアクティビティですね。

3のOrthographyというのは聞きなれない言葉ですが、「つづりの学問」というような感じのようです。

monographs(single letters 一文字一音)
digraphs(二文字一音)
silent letters(knowのkn writeのwrなど)
などは、このOrthographyという学習のカテゴリーに入るようです。

Common Core Standards、とっても勉強になり、宝箱みたいですね。
まだまだ読み込んでみたいと思っています!

学年別のおすすめ英語本

ひきつづき、アメリカのCommon Core Standards-教育スタンダード-を勉強中。
参考になるところを紹介しますね。

今回は、学年別のおすすめ英語本リストです。
こちらのpdfに載っています。
http://www.corestandards.org/assets/Appendix_B.pdf

まずは、ジャンル分け
1 Stories
2 Poetry
3 Read-Aloud Stories
4 Read-Aloud Poetry
5 Informational Texts
6 Read-Aloud Informational Texts

日本の国語でも、物語文や説明文などいろんなジャンルをまぜて教えていますが、一緒ですね。

それぞれのジャンルのトップに掲げられている本を紹介すると、
1 Stories
Little Bear

うちの図書にもおいています。
有名どころですね。

2 Poetry
As I Was Going To St.Ives.
こちらは、ナーサリーライムなので、youtubeで見ることができます。

3 Read-Aloud Stories
The Wonderful Wizard Of Oz
引用されていたのは、 W. W. Denslow氏がイラストを描いておられるもの。

4 Read-Aloud Poetry
The Fox’s Foray
Traditional balladというものらしいです。
テキストは、冒頭で紹介したpdfに載っていて、youtubeで語りを聞くことができます。

5 Informational Texts
A Tree Is a Plant

6 Read-Aloud Informational Texts
The Year at Maple Hill Farm

これがいちばん初級レベル。
正直なところ、日本の子どもを教えているものにとっては、ここまで引き上げるのが大変だな、とも思います。
でも、本のリストはとても参考になって、ありがたいですね。

42音後の取り組み Raz-kidsもおり交ぜて

春休みに読書カードの形式も一新。
「絶対読む本」の数を増やしました。
ジョリーフォニックスの42音の間はデコーダブルブックスを中心に、42音後は、デコーダブルブックスに加えて少しずつ、トリッキーワーズも多い「初心者向け絵本」に挑戦してもらいます。

オリジナルの教材で文法に加え語彙も管理することになったので、授業に応じた本を選びやすくなりました。
「初心者向け絵本」として、Raz-kidsをおり交ぜています。

正確には、Raz-Plusという、Raz-kidsとReading A-Zのふたつのサービスを利用しています。
(詳しくはこちら)

https://www.learninga-z.com/

Reading A-Zを契約すると本をプリントして生徒に渡すことができるので、とっても便利。
大量に印刷しないといけませんが・・・(笑)。

とにかく英語に触れる量を増やしてもらって、確実に力をつけてほしいと思っています。

Close Reading すごく深いものでした。

先日紹介したClose Reading。
あまり今まで気に留めていなかった言葉なんですが、引っかかりだすと色々なところで目に付くようになる。
MamiECで現在利用中のRaz-kidsを提供しているLearningA-Z内でもClose Reading Packsというのがありました。

https://www.readinga-z.com/comprehension/close-reading-packs/

こちらには、次のような説明が。

Close Reading Packs promote careful analysis of text while building the 21st Century skills of critical thinking, collaboration, and communication.
(意訳)21世紀に必要なスキル、クリティカルシンキング、コラボレーション、コミュニケーションを身に着けるためによい。

本を読む、そして、読み方を工夫することで21世紀に必要なスキルが身に着けられるのか。

と、Common Core のサイトに戻って調べてみると、

http://www.corestandards.org/ELA-Literacy/
(意訳)難しい本を読み、本の内容について確認しあうことによって、critical-thinking(批判的思考), problem-solving(問題解決), and analytical(分析) skillsが鍛えられる、ということのようです。
 
こちらのサイトの”Tips”というところをクリックすると、実際にどのように授業を行うのか、見ることができます。
https://www.readinga-z.com/comprehension/close-reading-packs/

Close Readingの逆はDistant Reading。
ネット時代になり、「ささっと読んでしまう」ことが多く、本としっかり向き合うことが求められているようです。

ということで、MamiECも英語の本を読むを中心に据えていきます。

英検の取り組み

英検の問題集、過去問、単語集等々買い込み、ずいぶん英検にも詳しくなりました。

結論。英検は学校英語と見事に対応している。

そんなことも知らなかったのかと言われそうですが、TOEICばかり受けていたので、英検のことは本当に疎くて・・・。

今や高校、大学でも「外部試験活用」は当たり前。
高校受験や大学受験でも有利となると、英検熱が高い理由がよくわかります。
高校までは英検、大学からはTOEIC、なんですね。

今年からMamiECでも英検を活用していく予定ですが、「取り組みつつ取り組まない」というスタンスです。
なんじゃそれは、という感じですが、Jolly Phonicsを出発点とするのは変わらず。
授業内容としては、Phonicsの知識を活かして「本を音読する」が基本です。
そして本を読みながら、英検合格に必要な語彙と文法を身につけてほしいと思っています。
中心は、「本を読むこと。」それは変わりません。

21世紀に必要な教育論を色々読んでいると、改めて、本読みを中心に据えた教育をしたいと、思っています。
しかし、本格的な英語の本を読むには、基礎英語力が必要。
オリジナル教材、Akitaに頑張ってもらいます!

Common Core State Standards アメリカの教育スタンダード

アメリカでの英語教育について調べているとよく出会う言葉 Common Core State Standards。
気になって少し調べてみました。

http://www.corestandards.org/

Common Core State Standardsとは。

http://www.corestandards.org/what-parents-should-know/

demanding-厳しい-社会、大学生活を乗り切る力をつけるために、算数と英語の分野について、幼稚園から12th Gradeまでのガイドラインを定めたもの、ということのようです。
詳細に定められていて、全部読むのは大変なのですが、フォニックスを教えているものとして、おもしろいなと思った内容を紹介します。
意訳になりますので、詳しく知りたい方は原文をあたってくださいね。

いちばん最初の段階-幼稚園-で読みのためのFoundamental Skillsとして挙げられている事項です。

http://www.corestandards.org/ELA-Literacy/RF/K/

Follow words from left to right, top to bottom, and page by page.
-左から右に、上から下へと読んでいく。

Recognize that spoken words are represented in written language by specific sequences of letters.
-話し言葉が文字で表されている、ということがわかる

Understand that words are separated by spaces in print.
-各単語はスペースで区切らないといけないことがわかっている

Recognize and name all upper- and lowercase letters of the alphabet.
-アルファベットの大文字、小文字を知っている

Demonstrate understanding of spoken words, syllables, and sounds (phonemes).
-単語、音節、音素がわかる

Recognize and produce rhyming words.
-ライム(韻)がわかり、つくることができる

Count, pronounce, blend, and segment syllables in spoken words.
-単語の中の音を数え、発音でき、くっつけ、また分けることができる

Blend and segment onsets and rimes of single-syllable spoken words.
-一音節の単語のオンセットとライムをくっつけ、分けることができる。
(sitだったら、sがオンセットitがライムになります。)

Isolate and pronounce the initial, medial vowel, and final sounds (phonemes) in three-phoneme (consonant-vowel-consonant, or CVC) words.1 (This does not include CVCs ending with /l/, /r/, or /x/.)
-子音-母音-子音の単語において、それぞれの音を分け発音することができる。

Add or substitute individual sounds (phonemes) in simple, one-syllable words to make new words.
-音を加えたり取り替えたりして、一音節の単語から新しい単語を作ることができる。
(bugをmugにする、とかですね。)

Know and apply grade-level phonics and word analysis skills in decoding words.
-単語を見て、フォニックスの知識をあてはめ、コードに分けることができる。

Demonstrate basic knowledge of one-to-one letter-sound correspondences by producing the primary sound or many of the most frequent sounds for each consonant.
-文字を見て、それがどのような音をあらわしているのか、いちばんよく使われるものや、ほかにもどのような音に使われるのかを知っている。

Associate the long and short sounds with the common spellings (graphemes) for the five major vowels.
-短母音と長母音を知っている。

Read common high-frequency words by sight (e.g., the, of, to, you, she, my, is, are, do, does).
-よく使う言葉を見て読める。

Distinguish between similarly spelled words by identifying the sounds of the letters that differ.
-よく似た綴りの単語について、文字があらわす音の違いから、違う単語と区別できる。
(mudとmadをuとaが違うからmudは泥、madは怒っていると区別できる・・・ということなんでしょうね)

英語が第一言語の国なので、外国語として英語を学んでいる私たちにはあてはめにくい面もありますが、とても参考になりますよね。

MamiEC英語教室のオリジナル教材について

教材集中準備Week終了!
まだまだ微調整は必要だし、印刷もしないといけませんが、オリジナル教材、さらに充実させました。

ちょっと紹介しますね。

1. Phonics with Akita

Phonicsの知識を「本読み」につなげる「デコーダブルブックス」という種類の教材です。
現在16巻まで完成していて、30巻まで作成予定。
今回28巻まで文案を確定させ、また18巻までドラフトを完成させました。
画像処理ソフトを使いながらの作業になり、あまり根を詰めすぎると肩が凝っておそろしいことになるので、セーブしながら作っております(昨年年末にひどいめにあった・・・)。

英語ビギナーでも読み切れる4ページの絵本構成にしています。
Jolly Phonicsの42音を教え終わった後、Phonicsの知識を活かして読める、日本の子どもに合うような教材-デコーダブルブックス-が欲しい!と自力で作成しました。
イラストをイラストレーターの方に描いていただいているので、絵に厳しい日本の子どもでも、すっと読んでくれています。

2. Akita Word Book

wordbookicon
英語はとにかく語彙。
42音を教えている途中でも、英語の語彙を確実に増やしてあげたい。
42音を教えている間は、デコーディング・ブレンディングの練習になるように、
42音後はPhonics with Akitaと連携して関連語いを増やせるように、と作成している本です。
一冊学習を終えれば50語(orそれ以上)言葉を覚えたことになります。
現在5冊まで作成終了。これで250語。
Penguin KidsでいうLevel 1に届きました。

3. Akita Sentence Book

sentencebook_icon
この本は、はっきり言って英検+中学英語対策。
英語の教科書って後ろの方に「基本文のまとめ」みたいなのがありますよね。
あの形式を参考に、Phonics with Akitaで紹介している基本文だけまとめました。
基本文について、英語←→日本語 が確実にできるように、Word Book同様使い倒したいと思っています。

4. 読書カードの改訂

教材とは関係ないのですが、読書カードの形式を改訂します。
必須本カードを新たに作り、宿題ノートに合綴する形にします。
読書カードには、Songbirds、Phonics with Akita,Raz-kidsのタイトルを入れ込み、絶対読んでもらう本を増やしました。
「たくさん読む」動機づけになればと思っています。

春休み一週間いただきましたが、充実の一週間になりました。
来週から通常授業再開。がんばります!

Lexile Score とClose Reading 英語の読解能力をあげるために。

MamiECでは英語力チェックのツールとして英検を利用することにしましたが、アメリカでは、読解力をチェックするものとして、Lexile Scoreが使われることが多いようです。

サイトはこちら。
https://www.lexile.com/

読解力チェックをする前に、そもそも読解力を上げるためにはどうすればいいのか。

Georgea Department of Education
http://www.gadoe.org/Pages/Home.aspx

に、次のようなハンドアウトがあります。

Increasing Lexile Levels to Improve Student Learning -生徒の学ぶ力を向上させるために、レキサイルレベルを上げる
(ダイレクトリンクしか見つけられませんでした。pdfファイルが開きます。)
http://www.gadoe.org/School-Improvement/School-Improvement-Services/Documents/Events%20and%20Conferences/ILC%20Metro%20February%202016/Increasing%20Lexile%20Levels%20Presentation%20and%20Handout.pdf#search=Increasing%20Lexile%20Levels%20to%20Improve

ハンドアウトの20ページ。

Point 1 There is no MAGIC Program!

魔法のプログラムはない!
と一番目に書いてあるところがおもしろいのですが、Point3のところで、”Close Reading”という方法を薦めています。
Close Readingのパワポ、シェアできるみたいなので、貼り付けておきます。

MamiECの生徒の場合、Lexile Score N/Aから出発なので、とにかく”BR”-begginer-レベルの本を読まなくてはいけません。
Close Readingはもう少し読解力がついてからの話ですね。
ただ、高校生以上の多読会などに使える方法ではないかと思いました。